私達はインディアンの歴史について語りながら、インディアン居住地であるタオスプエブロからサンタフェへ向かいました。
日が暮れようとしていたサンタフェの街は、干しレンガの景色にも深みが感じられる、益々魅力的な風情を放っていました。
美術館
ホテルにチェックインし、とりあえず暗くなった中心部付近を散歩してみました。ネイティブアメリカンジュエリーなどの高級ジュエリーショップが殆どでした。その中には美術館もありレンガ色の風景の中にカラフルな柱がより映えて見えました。
サンタフェは小さな街なので、翌日は徒歩で観光に出かけました。
まずは、ホテルの近くにあった螺旋階段で有名なチャーチに潜入しました。
ロレットチャペル(Loretto Chapel)
アメリカでは珍しくゴシック建築の影響を受けた建物です。奇跡の螺旋階段として有名な教会です。
入場料は5ドル…
とても美しい内装に見惚れてしまいました♡
この奇跡の33段の螺旋階段には支柱がありません。これは、サンタフェミステリーの一つになっているそうです。
そして、夫が1番行きたかったという、アメリカ最古の教会とされる「サンミゲル教会(San Miguel Mission)
この教会は建設以降400年に渡り、先住民と入植者との争いなどで何度も破壊され修復再建が繰り返されてきたそうです。1610年頃に建てられたらと言われています。1710年に再建となっています。
雪が降っていたので更に良い風景になりました。
内部は美しく、当初からたくさんの人々が訪れたであろうその場所に、今自分が立っていることをとても不思議に感じました。
鐘を見たらとりあえず叩いてみたくなる(笑)
恐る恐る叩いてみましたが、とても良い音色でした♡
その隣にある、アメリカ最古の家(The Oldest House in America)
建てられたのは1200年頃だそうです。
手をかざしてみるとサンタフェ川を渡ってこの地にやって来た、ネイティブアメリカンと触れ合った気分になりました。
アート通り、キャニオンロード♡
道沿いにアートのお店が並んでいます。100件ほどあるらしいので、全てを観ることはできませんでしたが、とても興味深いネイティブアメリカンのアートや現代アート、抽象画などの様々な作品がありました。アートの世界に暫く浸っていると、日本にいる何人かのアート友人の顔が思い浮かびました。ここを訪れると、きっと更に良い刺激を受けることだろうと思いました。
街の中心地であるプラザ(Santa Fe Plaza)付近にはたくさんのギフトショップがあります。
その中でもおすすめは、ネイティブアメリカンが販売している露店のジュエリーショップです。
20ドルくらいのものから数百ドルのものまであります。
私も日本のお土産に少し買いました。ターコイズのブレスが一つ40ドル。シルバーが一つ100ドルです。高級店のジュエリーもいいけど、ネイティブアメリカンのハンドメイドジュエリーを直接、作者から買えるのが魅力です。
今回のホテルはLa Fondaでした。
2019年コンデナスト、トラベラーリーダーが選ぶ南西部と西部ホテルの第2位、100年の歴史あるホテルです。
サンタフェの中心部のダウンタウンにある干しレンガ作りの建物です。
エレベーター内…
あらゆるところにインディアンのアートがありました。
歴史的な美しいホテルでした♡
ホテル内のレストラン…
店内はゴージャスで美しく、メキシコのエッセンスがいっぱいです。
アメリカに編入される前には、メキシコ領だったサンタフェのメキシカンは本当に美味しかったです♡
独特の雰囲気が魅力いっぱいの小さな街、サンタフェは1泊2日でも楽しめそうです。
アメリカは地域によりそれぞれに特徴があり、まるで違う国へ行ったかと思うほどです。ネイティブアメリカン、ヨーロッパの入植者とその奴隷として船で連れて来られたアフリカの人々、様々な文化が、それぞれの地域により混ざり合い育まれてきたからだと思います。
コロンブスがアメリカ大陸を発見したと言っても、その昔からの先住民であるネイティブアメリカンからしたら、は?住んでますけど…って感じ?入植者達が南北戦争をやり始めたりした時も、はぁ〜?という感じだったのかな?と勝手に想像してしまいました(笑)それぞれの立場によって、歴史観も違ってくるのかもしれないです。
アメリカ生活のエンディングに、先住民であるネイティブアメリカンが多く住む、サンタフェへ旅できたことはとても素晴らしいことでした。
夫提案のシアトルじゃなくて良かった(笑)
雪が舞うSanta Feも美しかったです。
ただ、寒過ぎてヌード写真が撮れなかったのが非常に残念です(笑)